門谷 信愛希　Nobuaki KADOTANI

よく、「めずらしい名前ですね。なんとよむのですか」と聞かれることが多いですが、この名前は実は聖書の一節からとったものです。僕はクリスチャンホームで生まれ育ちましたので、このような名前なのです。

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」（コリント人への手紙第一 13:13）

これはキリストの昇天後、紀元35年前後からのキリスト教布教に中心的な役割を果たした使徒パウロが、コリントの人々（現在のギリシャ）に向けて書いた書簡である「コリント人への手紙」の中の一文です。　彼はコリントの人々に互いに愛し合うこと（この「愛」は男女の愛（ギリシャ語で"エロス"）とは違い、神の御子キリストが人類の罪のためにいのちを投げ出すという、無条件の愛（"アガペー")を意味しています。）の大切さを説き、そして、いずれはすべてが朽ちていってしまうこの世の中にあっても朽ちないものとして、神への「信仰」、そしてクリスチャンが持つ、どんなときでもキリストにおいて存在する「希望」、そして前述の「愛」をあげました。 僕の名前は３つの中で最も大切な「愛」を３文字の真ん中に置いて、付けられました。

僕は、この名前の意味を思い起こすたびに、両親の想いが滲み出るように心に浮かび、自分が生まれた直後から神様の導きの元に置かれていることの喜びを感じます。　神様が僕を愛して下さる、そのことを思うとき、信仰が与えられ、さらに希望が生み出されることをこれまでの人生で感じてきました。このページをご覧になったあなたも、神様によって創られ、愛されていることをぜひ知っていただきたいと思います。